カレッジコート八幡山

京王線八幡山駅から徒歩5分程度に位置した、幹線道路と鉄道高架に囲まれた敷地に建つ「学生用賃貸共同住宅」と「食事付き学生寮」の2棟である。
1つの事業主がそれぞれ異なる用途の建物を2棟計画するため、用途や配置条件によるそれぞれの棟の個性を保持しつつも2棟が一体的に感じられるデザイン上の配慮が求められた。そのため、つながり・関係性を意味する「RELATION-DESIGN」をコンセプトとして計画を進めた。
建物外観はつながりを意識させるために、落ち着いた茶系のタイルをそれぞれの棟の外観上のベースとし、2棟が一体的に見える中庭側のファサードは、そのタイルの袖壁とガラス手摺で構成することにより一体的にデザインしている。
一方幹線道路側については鉄道と交差する位置でランドマークとなるため、RC 打放しの袖壁でファサード面を分割すると共に一部の手摺仕上げを中庭側と変えることでマッシブなイメージのシンボリックなファサードデザインとしている。