UNGE SALON（アンジュサロン）

看護系専門学校内にある教室として利用していた建物を、学習機能の拡充を目的に図書室や自習室、セミナー室、会議室そして学生が気軽に集うサロンとしてリノベーションした計画である。 サロンは、学生が気軽に集まれるよう1階に配置している。 1階のリノベーション前は、階段を囲うように2つの教室と広いとは言えないホールが配置された空間構成となっており閉ざされた印象を与えていた。そのサロンを誰もが集える空間とするために、教室だったそれぞれの壁を取り払うことで開かれた3つの空間としてつながり、休憩、交流、学習といった学生のアクティビティに対応できるように多様なテーブルを配置した。 その雁行した開かれた3つの空間を、床と天井の模様、そしてテーブルの椅子の座面と腰壁部分をスクールカラーである淡いピンクのアクセントとして統一させることで、それぞれの空間につながりを持たせ、新たな関係性が生まれることを意図している。