新しい工事がスタートします
2024.02.01
先月22日、大安吉日に担当物件の地鎮祭が行われました。
2月1日着工・岩手県盛岡市のRC造6階建ての老人ホーム計画です。
これから一年ほどの工事期間を経て、来年の春には完成する予定になっております。
完成までは、結構な頻度で盛岡市に行くことになりますし、遠隔地の物件を担当するのは初めてでやはり緊張してしまうので、
今もどうにも落ち着かない心境です。
けれど久しぶりの地鎮祭で、信心深くない私もなんだか一段と気合が入った感じがします。
やはり、こういった儀式には意味があるのだなとしみじみ思いました。
建設地の盛岡市は、ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に選出されたことで話題になりました。
「中心市街地に歴史的な建物と川や公園などの自然があり、まちを歩いて楽しめる」というのが選考理由です。
もちろん駅前は開けているのですが、ふと視線を上げると岩手山がくっきりと見え、少し歩くと交差する北上川に面して
おしゃれなお店が点在する公園があったり、かと思うと、城下町らしく歴史ある建造物が残っていたり、
とてもバランスがよくぎゅっと濃縮されたまちだなと感じます。
今回の建設予定地は、盛岡城跡公園のすぐ近く、菜園という場所です。
元は南部藩附属の御菜園だったことが地名の由来で、地名からは非常にのどかなイメージですが、周囲には多くの飲食店が
あり県内でも有数の繁華街になります。
お隣の城跡公園には、岩手山が見渡せるその名も望岳亭という四阿があるのですが、そこから岩手山への眺望を妨げないために、
盛岡市は景観条例を定めています。(ここを起点にした範囲内の建物には高さ制限があり、今回の計画は制限範囲内)
守るべき景観として強く意識されていることが伺えます。
↑ 6階ラウンジ想定位置(ドローン)から 岩手山方向
↓ 6階ダイニング想定位置から 盛岡城跡公園(望岳亭)方向
公園は、桜や紅葉でも有名なので、四季を感じさせる素敵な眺めになるはずです。
歴史と自然を象徴する城跡公園と繁華街が接するこの場所は、盛岡というまちを象徴するような場所ではないでしょうか。
すばらしい建物になるよう最後まで気を配って監理していきたいと思います。
furukawa