慰霊の日 6/23
2022.06.27
先日6/23(木)は、沖縄では、沖縄戦等の戦没者を追悼する「慰霊の日」でした。
私の地元は沖縄なのですが、「慰霊の日」が気になりながらも、私の普段通りの一日は、過ぎていきました。
幼いころは祖母や両親・親戚などから沖縄戦体験の話を聞くことはありましたが、
関東で過ごしていると、平和が当たり前にも感じます。
しかし昨今、ロシアのウクライナ侵攻をニュースで見ると、戦争が現実に起こるもの、
平和がこんなにも簡単に崩れてしまうものなのかと感じます。
さて話かわりますが、沖縄といえば2019年10月31日 首里城正殿を含む8棟の火災が報じられましたね。
火災の映像がニュースで流れる度に「身を焼かれるような」不思議な感覚を感じました。
この経験から、建物の設計の仕事とは、「建物」を設計すると同時に
・人の心の、根っこを形づくる
・人の心に、まわりや社会から認められている感覚をつくる
建物は(個人にとっても・法人にとっても)心の根源であり、
その根源をつくるのが設計なのでは、と考える様になりました。
沖縄の方言、うちなーぐちでは
●こころ↔肝(ちむ) が、●情が深い↔ (清い・美しい) 事を ⇒ 「ちむぢゅらさ」といいます。
「ちむぢゅら-」く、日々のことに向き合う~。
毎日の積み重ねの中で、異なる考え方を理解し、自分と相手の立場を想い、真摯に向き合うことが、やはり大切なんだと。
平和をつくること、設計すること、根っこは繋がっているのかもしれない。
改めてその様なことを考えた、私の「慰霊の日」でした。
Nakada