長ーい梅雨がやっと終わったと思ったら…連日この暑さです。
毎年夏になるとこんなに暑かったかなと思うんですが、おそらく暑かったんでしょう。
1年経つと体がすっかり忘れてしまっています。
突然ですが…今回は先日竣工したばかりの物件のご報告をしたいと思います。
【概要】
用途:認知症対応型グループホーム
構造:木造(在来軸組工法)
規模:延べ床面積617.75㎡、地上2階建
今回は木造ということもありまして着工から竣工までが6か月程度でした。
前回のブログから今回のブログ更新までの間に工事が完了してしまいましたので一気にご紹介いたします。
まずは…基礎工事です。今回は直接基礎(ベタ基礎)ですので流れとしては、根切り→基礎配筋→コンクリート打設になります。
特に重要なのが根切り底(支持地盤)の確認になります。直接基礎ですので根切り底の土質がボーリングデータ通りの土質と合っているか確認します。
基礎が出来上がるといよいよ軸組です。
木造(軸組工法)はいわゆるプレカット図と呼ばれる施工図を基に現地確認致します。
プレカット図には材料の継手位置や接合金物の種類、接合方法や接合位置などが記されています。
この施工図で構造のすべてが決まっていますので不備が無いように事前の図面チェック及び現地にて確認を行います。
軸組が終わると今度は屋根と外壁を施工していきます。
木造ですのでなるべく早く雨風から構造部材を保護する必要があるのでまずは屋根を、そして屋根の下地ができたところで外壁の下地材を施工していきます。
下地ができましたので今度は防水材+外部仕上げの工事になります。
今回屋根の仕上げはガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きにしました。
外壁は窯業系サイディング材です。コストやメンテナンスなどを比較検討し採用してます。
外部の仕上げ工事と並行して内部工事もどんどん進んでいきます。
足場を外す前には外壁検査を行います。
主に外壁材とその他の部材の取り合いなどを確認していきます。
特に不備はなかったので足場を外しました。
足場を外す頃には内装はボード張りを全て終えている状態です。
残りは内装仕上げ工事、外構工事になります。
梅雨の時期と外構工事の時期がかぶってしまい一時は竣工に間に合わないのではと現場所長、職人さん達と工事工程の打合せを毎週のようにしてましたが…何とか頑張って頂き竣工には間に合わせて頂けました。
そしていよいよ完成です。
今回も多くの人に助けて頂きながら無事に建物を引き渡すことができました。
施設のオープンまではまだ少し時間がありますが、多くの方が気持ちよく施設で過ごして頂ければと思います。
kinouchi